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介護職の将来性や可能性とは
2024.10.17
少子高齢化の影響で、介護業界は慢性的に人材不足の状況にあります。
状況を改善する目的で、未経験・資格なしでも介護職に転職しやすくなるように、就労環境が見直されています。
つまり異業種から初めてでも、転職してすぐに働ける可能性があるのが、現在の介護業界です。
仕事があるのに人が集まりにくいのは、待遇や賃金に原因があると考えられています。
少子高齢化が進むことを考えると、待遇改善や賃金上昇は急務です。
これらが劇的に改善されれば、介護職の将来は明るいものとなるでしょう。
現状でも求人の数が充実していたり、選択肢が豊富で自分に合った仕事が選べる状況があります。
そこに待遇改善と賃金上昇が加われば、安心して長く働ける転職の選択肢になります。
介護職に将来性があるのは、経験を活かして待遇のよい転職先に転職できることも理由です。
異業種から転職しやすいだけでなく、業界内でも転職しやすいのが魅力です。
介護業界はどこも喉から手が出るほど人材が欲しいので、転職希望者に有利な売り手市場にあります。
将来的に待遇改善や賃金上昇が実現すれば、経験や資格を必要とする求人が増えると予想されます。
当然ながら未経験者向けの求人とは区別され、採用要件に相応しい待遇、給与が支払われることになるでしょう。
つまり、現状の未経験で誰でも働ける状況から、経験者にとっても魅力的に働ける状況が生まれる可能性が高いわけです。
AIの活用やICTの導入が進めば、今後は業務が減るという見方もあります。
しかし身体的に介助する業務が減るとは考えにくく、事務仕事以外は残ると思われます。
専門性が高くなり、経験や資格を持つ人が有利になる方にシフトすることはあり得るでしょう。
そう考えると、将来を見越して今から介護職に転職したり、経験を積みながら資格を取るのは賢いといえます。
ロボットが介護をする将来も予想されますが、そのような時代が訪れるのはまだ先です。
業務がロボットに完全に置き換わるのは、さらにもっと先の話です。
現在40~50代で今後10年、20年介護の仕事ができればよいと考えるなら、希望が実現する可能性は十分にあります。
若い世代で20年後に介護業界に転職したり、30年以上働き続けたいと考えるのであれば、誰でもできる仕事は減る可能性を考慮した方がよいでしょう。
介護職の将来を予測するのは難しく、不確定要素が多いことから、その時になってみないとわからない部分も少なくないです。
現状からわかるのは、人材不足の状況が続いていて、今なら未経験でも楽に転職できるということです。
待遇改善の取り組みが行われていますし、少しずつですが賃金も上がっています。
このような現状から現実的な予測をするなら、向こう数年は安定的に仕事が続けられるでしょう。
その先は未知数で人類にとって、いまだかつて遭遇したことのない未知の領域です。
50年後のことは誰にもわかりませんし、100年後のことは人の数だけ可能性がある想像の世界です。
予測が当たる可能性が高いのは、せいぜい10~30年先のことくらいです。
10年後は専門性が少し高くなる一方で、経験と資格が活かせる、待遇のよい求人が増えている可能性があります。
20年や30年先となると、予測の精度は下がっていきます。
ロボットの開発が進み実用化すれば、求人は減ると予想されますが、導入が進むかどうかはコスト次第でしょう。
コストが下がらなければ導入は思ったように進まず、普及に時間がかかることになります。
普及しなければ依然として人材不足は解消せず、求人の数が減ることはないと考えられます。
ロボットの実用化と普及が、介護職の今後を占う鍵を握るといえるでしょう。
ぜひこの機会に自分らしい働き方を目指してみてはいかがでしょうか。