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「年収130万円の壁」「年収106万円の壁」
2023.02.24

社会保険の扶養といえば「年収130万円の壁」が知られていますが、「年収106万円の壁」を皆さんご存じですか?
130万円未満だからと安心していると、うっかり社会保険の対象になってしまう場合もあります。
社会保険の加入要件について
パートやアルバイトなどであっても、下記に該当する場合は社会保険の加入対象になります。
・従業員数が101人以上の会社に勤務している。
・月額収入が8万8000円以上である。(年収106万円以上である)
・2ヶ月以上の雇用期間 ・週の所定労働時間が20時間以上 ・学生ではない
年収130万円と106万円、どう違うの?
社会保険の扶養範囲は年収130万円未満となっています。 しかしこの金額をを超えた場合は、扶養から外れてしまうため、社会保険に加入する必要があります。
又、130万円未満の人であっても、上記の社会保険の加入要件に該当する場合は、社会保険に加入が義務付けられます。
つまり大枠としては年収130万円ですが、その中に年収106万円の小枠がある仕組みとなっているのです。
2022年10月から適用範囲が拡大されました
2022年9月以前では、「従業員数が501人以上の会社に勤務している」が要件でした。 ですから、規模の小さい会社であれば当てはまらないことが多く、社会保険加入のボーダーラインは年収130万円となっていました。
しかし、2022年10月より「従業員数が101人以上の会社に勤務している」に改正されたことで、約45万人が社会保険に加入することになりました。 更に、2024年10月からは加入要件は【従業員数51人以上】となり、さらに社会保険の対象者が拡大されます。よって新たな社会保険加入者は更に約65万人と推定され、2022年の改正を大幅に超える規模となります。
社会保険の何がメリットなのか?
社会保険の加入要件に当てはまる人は、加入を拒否することはできません。 又、手取り額が減るので損ではないかと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、以下のような具体的なメリットもあります。
・将来の年金受給額が増える
・障害者厚生年金や遺族厚生年金が受給できる
・傷病手当金や出産手当金が受けられる
・社会保険料の半額は会社が負担してくれる
など
又、社会保険はメリットもたくさんありますが、事情によっては加入は避けたい方もいらっしゃるのでは? その場合は、加入要件から外れるような働き方をする必要があります。
具体的には以下の方法が考えられます。
・勤務時間を調整し、月額の賃金を8万8000円未満にする
・思い切って従業員数が100人以下(2024年10月以降は50人以下)の会社へ転職する
・社会保険の適用ではない職種、会社などへの転職を考えてみる
など
今回のまとめ
2022年10月から社会保険の「年収106万円の壁」を受け、社会保険の加入対象となる就業者が増えました。
2024年10月からはさらに加入対象者が拡大されますので、現在年収130万円未満の扶養対象となっている人は、今後、社会保険の加入対象になるのかどうかを再確認しておくことが重要になってきますよね。
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